90種類の野菜や果物をリビングで栽培できる「OGarden Smart」
Photo by OGarden
毎日の健康のために、食卓に欠かせないものといえば、野菜。でも、スーパーマーケットに並んでいる野菜は、そのほとんどに農薬が使われているのが気になるところ。最近では、オーガニックな食材の専門店もありますが、通常の野菜に比べると割高です。ハーブが足りなかったら、ガーデンに採りにいく……、そんな素敵な生活に憧れるものです。
でも、マンションでは家庭菜園も難しいし、なにより忙しくて時間がない人も多いはず。そんな人にぴったりのスマートな家庭菜園家電がカナダのケベック発で販売されはじめています。
最大90種類の野菜や果物を年中収穫OK!
OGarden Smartは、インドアに設置できる家庭菜園スマート家電です。90個の栽培ユニットを設置できるので、一度に90株の野菜やハーブ、果物を育てることができます。土と一緒にキットとして用意されている種は、グリーンリーフ、さまざまなハーブ、チェリートマト、イチゴ、パプリカ、食用花など、約20種類。これら20種類のなかに育てたい野菜がない場合は、土だけのキットも販売されているので、好きな種を植えることもできます。
中心のLED光源が太陽の代わりとなって、天候にも外気温にも左右されないので、例えばイチゴが好きなら、冬だけじゃなくて、年中収穫することだってできますよ!
収穫までのスピードも特徴です。植えてから、30〜40日で収穫できるそうです。収穫のローテーションがうまくいけば、毎日2〜4つの野菜や果物を収穫できることになります。 「でも、野菜を育てるのって面倒でしょう」と思ってしまいますよね。そのあたりもしっかり考えてくれているようですよ。
忙しくても大丈夫!とにかく簡単な栽培の3ステップ
おいしい野菜のためとはいえ、栽培方法が簡単じゃないと、こういうのって続かないですよね。でも、きっと三日坊主な人でも大丈夫なくらいに簡単なようです。
まず、シードカップ(種と土のキット)を本体下部に置いて、スタートボタンを押します。一週間すると、発芽しているので、本体上部の輪に設置。はい、終わりです。これで育ったら収穫するだけなんです。ちなみに、水やりは自動です。約10日に1度だけ補充をします。忘れそうになっても大丈夫。水が少なくなったら、アラートを表示してくれるシステムまで備えていますから。
都市部でも実現できる100%オーガニック&サステナブルな暮らし
最近、郊外型の菜園が流行っています。自分で家庭菜園を維持するのは大変だから、管理人や指導員がいる菜園で週末農業をするライフスタイル。もちろん素敵ですが、土地には限りがあるので、毎日の食卓を支えるというよりは、自分の手で育てるという体験重視の取り組みです。
人口減少にともなう空き地問題などで、地方都市でのそういった取り組みは拡大していくと予想されますが、都心部ではなかなか難しいところ。維持費もかかるし、本当にオーガニックな野菜を求めているなら、オーガニック専門のスーパーに行った方が便利なのですよね。
OGarden Smartなら、住んでいる場所やライフスタイルに影響されることなく、自分の手で育てられます。さらに、経済的にもお得。お店で買うことに比べると、カナダでの試算では、平均して約80%の出費を抑えられるそう。
無農薬野菜を採れたてで食べられることの幸せって、何にも代えがたいように思います。Kickstarterでの支援キャンペーンはすでに終了しており、現在は別のクラウドファンディングサイト「indigogo」で資金集めのキャンペーンを展開中です。気になる方はぜひチェックを!